トレーリングストップ
トレーリングストップは、特に値動きの激しいマーケットで効果的なストップ注文です。市場を常時モニターすることなく、利益を最大化することができます。
トレーリングストップとは――損失を限定しつつ利益を最大化
トレーリングストップとは、マーケットがお客様に有利に変動した際、指定したストップレートとマーケット価格の差を維持しながら、自動的にストップレートを更新する機能です。
利益の拡大が進んでいる間はストップレートが有利な方向に更新され、それが逆転した場合は最新のストップレートで清算されます。
つまり、損失を限定しつつ利益を最大化することができるのです。
通常はマーケットをモニタリングしながら設定価格を変更しなければなりませんが、トレーリングストップを付加すると、この必要がなくなり自動的に設定価格の更新が行われますので、値動きの激しいマーケットでは特に効果的な機能と言えるでしょう。
トレーリングストップは、売り/買いどちらでも設定でき、
A:ポジション保有時と同時に付加する
B:保有ポジションに付加する
の2種類の方法があります。
トレーリングストップの仕組み
では、A・Bそれぞれの仕組みについて具体例を挙げて見ていきましょう。
A:ポジション保有時と同時に付加する
ポジション保有時に、以下の2つの水準を設定します:
- ストップの値幅:ポジション約定価格からストップ注文までの値幅(ピップ数)
- ステップ値 :ストップ注文価格を変動させる値幅(ピップ数)
例:ドル/円の買いポジションを100.00円で、以下のようなトレーリングストップを付加して保有する場合
- ストップの値幅:約定価格から30ピップ(0.30円)下に設定
→ストップレートは99.70円 - ステップ値:10ピップ(0.10円)に設定
- ドル/円が上昇し、マーケットレート(現在値)が100.10円になりました。
→マーケットレートが約定価格100.00円から10ピップ(2)上昇したので、ストップレートはそこから30ピップ(1)下の99.80円に自動更新されます。 - さらに上昇が続き、マーケットレートが101.00―101.02円まで上昇しました。
→この間、ストップレートは10回変更されたことになります。現在のお客様のストップレートは、売値(買いポジションに対する清算価格)101.00円から30ピップの下の100.70円となりました。 - 米国の失業率が上昇したことを受けてドル/円が急落し、100.70 - 100.72円の水準まで下落しました。
→マーケットレートが100.70円に達したため、ストップ注文が執行され清算されました。しかし、ポジション保有時の約定価格100.00円より70ピップ上となり、結果的には利益を得ることができました。

B:保有ポジションに付加する
保有ポジションに対し、以下の3つの水準を設定します:
- ストップレート:ストップ注文の設定価格
- ストップの値幅:マーケットレートとストップレートとの乖離幅(ピップ数)
- ステップ値:ストップ注文値段を変動させる値幅(ピップ数)
例:ドル/円の買いポジションを100.00円で保有しており、そこに以下のようなトレーリングストップを付加する場合
(現在のマーケットレートは100.15円と想定)
- ストップレート:99.60円に設定
- ストップの値幅:60ピップ(0.60円)に設定
- ステップ値:10ピップ(0.10円)に設定
- ドル/円が上昇し、マーケットレート(現在値)がストップレート99.60円に対して、60ピップ(値幅)離れた100.20円に達しました。
→この状態ではストップレートは変更されません。設定したステップ値10ピップ(3)が上昇して100.30円(99.60+0.60+0.10)に達したところで初めてストップレートが99.70円に自動更新されます。 - ドル/円の上昇は続き、101.00 - 101.02円まで上昇しました。
→この間、ストップレートは8回変更されたことになります。現在のお客様のストップレートは、売値(買いポジションに対する清算価格)101.00円から60ピップの下の100.40円となりました。 - 米国の失業率が上昇したことを受けてドル/円が急落し、100.40 - 100.42円の水準まで下落しました。
→ストップレートの100.40円に達しましたので、ストップ注文が執行され清算されました。しかし、ポジション保有時の約定価格100.00円より40ピップ上となり、結果的には利益を得ることができました。
A、Bどちらの場合も、もし通常のストップ注文を付加していたらポジションは未だに保有されたままで、さらに下落が続けば未実現 (未確定)利益は減少し、最初に設定したストップレートに達するまで清算されません(損失の発生)。
例のようにトレーリングストップを付加すれば、最初に設定したストップレートよりも必ずプラス局面で清算されることになります(※)。
※トレーリングストップを付加した際の最大損失額は、最初に設定したストップレートで清算される場合で、通常のストップ注文時と変わりません(スリッページが起こらないことを想定)。
しかし、図が示すように、ストップレートが自動更新されていくことにより、損失額が縮小していくと同時に、ストップレートが約定価格を越えて更新された時点で利益が確定となります。
トレーリングストップの有効化
トレーリングストップをご利用いただくには、「トレーリングストップの有効化」を行っていただく必要がございます。有効化は取引システムPureDealの画面上で簡単に行えます。
Step1:
PureDealの画面左上「My Account」をクリックし、「各種設定」から「取引環境設定」を選択します。

Step2:
「トレーリングストップを有効にする」にチェックを入れ、画面をスクロールして最後の「取引環境の設定」をクリックすれば設定完了です。

有効化を行うと、トレーリングストップが利用可能な銘柄(下記参照)の「チケット」に、「トレーリングストップ」のチェックボックスが表示されるようになります。

トレーリングストップ利用可能銘柄
トレーリングストップがご利用いただける取引銘柄には、FX取引、株価指数CFD取引、商品CFD取引などがあります。
なお、「チケット」を立ち上げても「トレーリングストップ」のチェックボックスが表示されない場合は、トレーリングストップ適用外の銘柄となりますのでご了承ください。
また、トレーリングストップは、指定したストップレートでの清算を保障するものではありません。そのため、レートが大きく急落した場合はスリッページが発生する可能性がありますのでご注意ください。

CFDレバレッジ規制


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