両建て
両建て(ヘッジ)とは、同じ銘柄の買いポジションと売りポジションの両方を保有している状態のことを言います。
IGマーケッツ証券では、両建てポジションとなった場合、相場動向に関わらず未確定(未実現)損益が固定されるため、お客様のリスクが限定されていると判断します。よって、ポジションを保有するために必要である維持証拠金が総ポジションの合計に対して減額されます。
※IGマーケッツ証券では両建てによる取引をお勧めしていません。詳しくは下記「両建てに関する注意事項」をご覧ください。
両建ての計算方法
例1:1ロットの維持証拠金が10,000円の銘柄を、売り1ロット/買い1ロット両建て保有した場合
同じロット数の場合、売り/買い片方のみの維持証拠金となりますが、その0.2%の金額が加算されます。
売り10,000円 + 買い10,000円 ⇒ 維持証拠金は10,000円×100.2%=10,020円
また、両建てポジションの片方を清算し、売り/買いどちらかの保有になった場合、通常の維持証拠金額となります。
売り10,000円(もしくは0円) + 買い0円(もしくは10,000円) = 10,000円
例2:1ロットの維持証拠金が10,000円の銘柄を、売り1ロット/買い2ロット両建て保有した場合
売り/買いのロット数が異なっている場合、ロット数が多い方のみの維持証拠金額が必要となりますが、両建て部分については、通常の維持証拠金額に対して0.2%の金額が加算されます。
①両建て1ロット…10,000円×100.2%=10,020円
②片建て1ロット…10,000円
①+②=20,020円
両建てに関する注意事項
両建ては下記のようなデメリットがあり、経済的合理性を欠く恐れがありますので、積極的にお勧めする取引ではありません。
(1)売りポジション、買いポジションに対するスワップポイント/ファンディングコストには差があるために合計すると必ずマイナスとなること。
(2)売値と買値には差があるため、スプレッドの差を二重に負担する必要があること。
(3)売りポジションと買いポジション両方に往復手数料が発生するため、二重に手数料を負担する必要があること。(個別株)
両建てせずに清算すれば損益が確定(固定)しますが、両建ての場合も損益の増減がなくなって固定(確定)されるため、損益の額は同額(上記デメリット分を除く)となり、「確定損益」か「未確定(未実現)損益」かの違いになります。
また、お客さまがお取引いただくために必要な証拠金は、IGマーケッツ証券では有効証拠金額(証拠金残高+未確定損益)で計算しております。
よって、ポジションを清算(A)された場合も、両建て(B)された場合も、確定損益(A)か未確定損失(B)かの違いはありますが、有効証拠金残高は同額(上記デメリット分を除く)となります。
維持証拠金額は為替レートによって変動するため、完全に両建て(ヘッジ)していても余剰金額が変動します。
外貨同士の通貨ペア、外貨建て銘柄の場合、証拠金有効残高も変動しますので、ご注意ください。
両建ての場合、取引によって維持証拠金の変動が激しくなりますので、保有ポジションと有効証拠金残高をよくご確認の上、お取引くださいますようお願いいたします。
また両建て(ヘッジ)ポジションがある場合の強制ロスカットのルールは通常時と異なります。最初に建てたポジションが両建てとなっている場合、そのロット数にかかわらず、ポジション全額が強制ロスカットされ、その次に建てたポジションが清算されることがあります。
尚、ポジションに対して「リミット/ストップ注文(清算の指値)」を付加した場合、個別のリスクを保持したポジションとして判断いたしますので、両建ての証拠金計算は適用されません。
よって、両建ての状態から、そのポジションに対して「リミット/ストップ注文」を付加した場合についても、同様にその時点で通常の証拠金計算に戻りますので、ご注意ください。


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