テクニカル分析解説

チャートを読み解くためのテクニカル分析の基本を学びましょう

移動平均線/Moving Average

移動平均線とは?

過去のある特定の期間レートを平均化して、トレンドの方向性を掴むことを目的とするテクニカル指標です。
多くの市場参加者が用いるテクニカル分析手法の一つでもあります。
期間の設定は個々人により違いますが、FXの場合、10日、20日、90日そして200日間が最も多く用いられているようです。
尚、移動平均線の種類には、単純移動平均線(SMA)、指数平滑平均線(EMA)、加重移動平均線(WMA)と様々な種類がありますが、この項目は単純移動平均線(SMA)の説明になります。

このテクニカル指標の特徴

1、トレンド追随型(事後的)のテクニカル指標であるという性質上、市場の動きに後れをとる弱点があります。
2、期間の
短い単純移動平均線=タイムラグの影響が小さい
3、期間の
長い単純移動平均線=タイムラグの影響が大きい

10、20、90日の移動平均線の場合 出典:弊社チャートシステム
移動平均線チャートイメージ

移動平均線/Moving Average

移動平均線とは?

過去のある特定の期間レートを平均化して、トレンドの方向性を掴むことを目的とするテクニカル指標です。
多くの市場参加者が用いるテクニカル分析手法の一つでもあります。
期間の設定は個々人により違いますが、FXの場合、10日、20日、90日そして200日間が最も多く用いられているようです。
尚、移動平均線の種類には、単純移動平均線(SMA)、指数平滑平均線(EMA)、加重移動平均線(WMA)と様々な種類がありますが、この項目は単純移動平均線(SMA)の説明になります。

このテクニカル指標の特徴

1、トレンド追随型(事後的)のテクニカル指標であるという性質上、市場の動きに後れをとる弱点があります。
2、期間の
短い単純移動平均線=タイムラグの影響が小さい
3、期間の
長い単純移動平均線=タイムラグの影響が大きい

10、20、90日の移動平均線の場合 出典:弊社チャートシステム
移動平均線チャートイメージ

相対力指数RSI(Relative Strength Index)

相対力指数/ RSIとは?

一定の範囲内(0%~100%)で買われすぎ/売られすぎを探り、取引対象となる相場の強さを計測するためのテクニカル指標で、『オシレーター系』の一種となります。『オシレーター』とは『振り子』という意味で、一定の範囲内(0%~100%)を振り子のように上下することから『オシレーター系指標』と呼ばれています。
水平の限界ラインをどこの水準に引くのか、この点が重要なポイントとなりますが、個々人によってその基準は異なるようです。一般的には
70%超えは買われ過ぎ、30%割れは売られ過ぎの水準と言われています。
しかし、RSIは70%以上や30%以下の水準で推移するケースが多く、その水準に達した場合でも、すぐに逆張りを行わずにRSI自体のトレンド転換を見極めることが非常に重要です。例えば、RSIが70%を超えた後、
再び70%を割り込んだ時が売りシグナル、逆に30%を割り込み、その後再び30%を超えてきたときが買いシグナルというルールを設定することでRSIの有効性を高めることができるでしょう。
尚、計測期間は5日間、7日間、14日間で設定するのが一般的考えられているようです。
他の代表的なオシレーター系指標として、ストキャスティックスとMACDが挙げられます。

このテクニカル指標の特徴

1、特に保ち合い相場で有効なので、逆張りのタイミングを測るテクニカル指標と考えられています。
2、急激な値動きには適さない、一方通行の相場では数値が天井や底にへばりつくという弱点もあります。よって、上述したようなルールを設けて少しでも有効性を高めることが、このテクニカル指標を扱う上で重要となってくるでしょう。
3、逆行現象(ダイバージェンス)
RSIと価格の動きの逆行現象(ダイバージェンス)は売買のシグナルを表し、更にはトレンドの反転の可能性を示唆します。逆行現象(ダイバージェンス)をもっと簡単に表現するなら、チャートは上昇(下落)トレンドなのに、テクニカル指標は下落(上昇)トレンドを描いている状態を指します。
RSIは相場の価格より先にトレンドラインをブレイクする傾向があり、特にRSIが30%以下、又は70%以上の際の乖離はトレンドの終了を示唆する重要なシグナルととれます。

14日間 出典:弊社チャートシステム
RSIチャートイメージ

ストキャスティクスStochastics

ストキャスティクス/ Stochasticsとは?

一定の範囲内(0%~100%)で買われすぎ/売られすぎを判断するためのテクニカル指標で、『オシレーター系』の一種となります。『オシレーター』とは『振り子』という意味で、一定の範囲内(0%~100%)を振り子のように上下することから『オシレーター系指標』と呼ばれています。
しかし、変動が大きいことからトレンドに合わせて『買われすぎ』もしくは『売られすぎ』の水準を設定することが求められる場合があります。
尚、期間は過去5日間または9日間を採用するのが一般的と考えられているようです。
尚、計測期間は5日間、7日間、14日間で設定するのが一般的考えられているようです。
他の代表的なオシレーター系指標として、相対力指数(Relative Strength Index)とMACDが挙げられます。

このテクニカル指標の特徴

1、相対力指数(Relative Strength Index)と違い、以下の2つのラインで構成されます。
  ・%K=一定期間の価格の変動(高値と安値)の中で直近の終値がどの位置にあるかを示します。
  ・%D=%Kを一定期間の移動平均(通常3日間)で平準化、つまり変動を滑らかにした数値となります。
2、STC(Stochastics)の売買シグナル
  ・%Kが%Dを上抜いた地点が買いシグナル
  ・%Kが%Dを下抜いた地点が売りシグナル
3、『買われすぎ』/『売られすぎ』のシグナル
  ・%Kが80%以上の時は買われ過ぎのシグナル
  ・%Kが20%以下の時は売られ過ぎのシグナル
4、逆行現象(ダイバージェンス)
STCと価格の動きの逆行現象(ダイバージェンス)は売買のシグナルを表し、更にはトレンドの反転の可能性を示唆します。逆行現象(ダイバージェンス)をもっと簡単に表現するなら、チャートは上昇(下落)トレンドなのに、テクニカル指標は下落(上昇)トレンドを描いている状態を指します。

%K期間:5日間、%D期間:3日間 出典:弊社チャートシステム
RSIチャートイメージ

パラボリック/Parabolic SAR(Stop and Reverse)

パラボリックとは?

相場が上昇トレンドなのか、それとも下降トレンドなのかをチャート上に連なった丸い点を放物線で示すことで、相場のトレンドをわかり易く把握するためのテクニカル指標です。
視覚的にシンプルで見やすいことから、投資家に人気のあるテクニカル指標です。
尚、連なった丸い点でできた放物線をSAR(Stop and Reverse)と呼びます。

このテクニカル指標の特徴

1、一般的には、パラボリックが上昇していれば「買い」、下降していれば「売り」という見方をします。
2、パラボリックの放物線(SAR)とローソク足が交錯した地点が転換シグナルとなります。わかりやすく言いますと、ローソク足がSARを上に突破したら下降トレンドの終了、つまり「買いのシグナル」と考えます。逆に下に抜けたら上昇トレンドの終了、つまり「売りのシグナル」と考えます。
3、市場に強いトレンドが表れている時は、パラボリックを利用することで容易にトレンドに乗ることができます。
4、このテクニカル指標の開発者はRSIを考案したW・ワイルダー氏です。RSIとの相性が良いということで、パラボリックと併用して使用する投資家もいるようです。

<注意点>
弱点としては、ボックス相場ではまったくと言っていい程役に立たないということでしょう。なぜなら、ボックス相場では上下共に明確なトレンドを示すことがないからです。

出典:弊社チャートシステム
パラボリックチャートイメージ

ボリンジャーバンド/Bollinger-Bands

ボリンジャーバンドとは?

移動平均線(MA)を中心線と考えて、上下に標準偏差(σ)を用いることで相場のトレンドを探るテクニカル指標です。“売られ過ぎ”もしくは“買われ過ぎ”を考える時に使用されるテクニカル指標とも言えます。

相場が中心線(MA)から外側に向かった時、バンドの範囲内でおさまる確率は以下の通りです。
±1σの間で価格推移する確率は約68.3%
±2σの間で価格推移する確率は約95.5%
±3σの間で価格推移する確率は約99.7%

このテクニカル指標の特徴

1、まずは移動平均線に何倍の標準偏差(σ)を±するかがポイントとなります。
2、±σ2.0のどちらかのバンドに到達したら売り、もしくは買いのタイミングと考えます。大きく動く相場ではなく、レンジ相場でより有効と考えられています。
>逆張り
3、上下どちらかのバンドに沿ってローソク足が推移するか、中心線と±2σの間(もしくは±1σラインと±2σラインの間)で上下動を繰り返すバンドウォークという現象が表れた場合は、そのトレンドに従うことが重要と考えます。
>順張り


移動平均線:20日 標準偏差(σ):±2.0 出典:弊社チャートシステム
ボリンジャーバンドチャートイメージ

DMI (Directional Movement Index)/ディレクショナル・ムーブメント・インデックス

DMIとは?

DMIは、相場のトレンドの方向や強さを測定するテクニカル指標です。
上昇の可能性を示す+DI、下降の可能性を示す-DI、そしてトレンドの勢いを示すADXの3本から構成されます。

このテクニカル指標の特徴

見方は非常に簡単です。
+DIが-DIを上抜いた時は上昇基調とみなし、買いを立てるタイミングと考えます。
逆に+DIが-DIを下抜いた時が売りのポイントとなります。
2本のDIが大きくかい離している時は、トレンドが強く発生していることを示唆しています。

『だまし』の可能性を少しでも排除するために、ADXを組み合わせる手法があります。
このADXは、トレンドが発生すると上昇し、トレンドのない状態では下降します。
つまり、ADXが上昇した際はその時の(ブル・ベア)トレンドに沿った売買を行い、下降時には持ち合い相場と考えることができます。
また、傾斜のない横ばいに近い状態は、トレンドがほとんど発生していないことを示唆しています。

上昇シグナルの場合 +DI(緑色)、-DI(赤色)、ADX(黒色) 出典:弊社チャートシステム
DMIチャートイメージ1
下落シグナルの場合 +DI(緑色)、-DI(赤色)、ADX(黒色) 出典:弊社チャートシステム
DMIチャートイメージ2

指数平滑移動平均線/EMA(Exponential Moving Average)

指数平滑移動平均線(EMA)とは?

移動平均線にはいつくか種類があります。単純移動平均線(SMA)は過去の終値の平均値となりますので、新たなトレンドが発生した場合、その動きについていけずタイムラグが生じるという欠点があります。
指数平滑移動平均線(EMA)は直近の価格に重きを置くことで、単純移動平均線(SMA)も最新の価格動向を知ることができるテクニカル指標です。

このテクニカル指標の特徴

1、トレンド追随型(事後的)のテクニカル指標であるという性質上、市場の動きに後れをとる弱点があります。
2、短期移動平均線が長期移動平均線を上抜けた場合、買いシグナルと考える
 →ゴールデンクロス
3、短期移動平均線が長期移動平均線を下抜けた場合、売りシグナルと考える
 →デッドクロス

ゴールデンクロス 20、50、200日の指数平滑移動平均線(EMA)の場合 出典:弊社チャートシステム
移動平均線チャートイメージ
デッドクロス 20、50、200日の指数平滑移動平均線(EMA)の場合  出典:弊社チャートシステム
移動平均線チャートイメージ

移動平均収束拡散手法/MACD(Moving Average Convergence-Divergence)

移動平均収束拡散手法(MACD)とは?

MACDとMACDシグナルから、相場のトレンドや売り/買いのシグナルを捉えるテクニカル指標です。
指数平滑移動平均線(EMA)を用いることで、直近の値動きを重視する指標です。
このためトレンドの方向性を素早く察知することができるのが特徴です。

MACDとMACDシグナルとは?

  • MACD→短期EMAと長期EMAとの差です
  • MACDシグナル→MACDの移動平均線です
    【通常のパラメーター】
    • 「短期EMA」の算出は12日間を使用します
    • 「長期EMA」の算出は26日間を使用します
    • 「MACDシグナル」の算出は9日間の指数平滑移動平均を使用します

このテクニカル指標の特徴

MACDの主な売買シグナルは以下の3つとなります。
・MACDとMACDシグナルが交錯したとき
・MACDとゼロのラインが交錯したとき
・MACDとMACDシグナルの傾きが急になれば、トレンドに勢いがあると判断

もう少し詳しくみると・・・
  1. 買いシグナル
    MACDがマイナス圏(ゼロのライン以下)で、MACDシグナルを下から上に交錯した場合=ゴールデンクロス
    またはMACDがゼロラインを上抜けた場合
  2. 売りシグナル
    MACDがプラス圏(ゼロのライン以上)で、MACDシグナルを上から下に交錯した場合=デッドクロス
    またはMACDがゼロラインを下抜けた場合
  3. 逆行現象(ダイバージェンス)
    大きなトレンドが発生している時に、MACDが実際の価格とは逆の方向を示した場合、近い将来の相場の転換シグナルまたは相場が天井や底を打つ可能性を示唆しています。(STC参照)

短期EMA:12日間、長期EMA:26日間 、MACDシグナル:9日間の指数平滑移動平均線  出典:弊社チャートシステム
MACDチャートイメージ1